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開催レポート
久が原会館二階の埋め尽くす大勢のお客様。120名超え。ここまでの大入りは初めて(お客様、ありがとうございました)。
第11回の歌太郎さんの回、第12回の志ん五(当時志ん八)さんの回、そして今回小太郎さんの回と、3回連続で大雨と言う…。まったくもってお客様のご指摘の通り、とても強烈な雨男・雨女が、くがらくメンバーに居るものと思われます。それなのに100名ものお客様が!(泣)
ありがとうございます!
開口一番、「このくがらくでは、毎回、人(噺家)が代わるのが醍醐味。生きのいい若手落語家を毎回楽しめるのが醍醐味。一方、やる方からすると、あれやってやろう。あのネタをかけてやろうと、かーなーりー意気込むわけです。なーぜーなーらー、二度と呼ばれないからです!」。(※)
(場内爆笑) ここでお客様の気持ちを、まずはぐーっと。
※編集部注:「くがらくがお奨めする実力派の噺家さんと、ここ・久が原で出会って欲しい。相性がぴったりとはまったらファンになって欲しい。他の落語会や、その人の勉強会、良かったら是非寄席にも行って聞いてみて欲しい。」というのがくがらくの思いであり、ポリシーであります。しかも年に3~4回の開催ですので、どうしても重複することがなく、常に新しい人材を…と、こうなってしまいます。小太郎さんはじめ、どなたももう一度オファーしたい噺家さんばかりです。
続いて、学校の先生のマクラ。とんとんとーんと立て板に水のマクラ。これで、ぐぐぐぐぐーっと掴んじゃった。すごい。
で、そのまま「初天神」へ。金坊とおとっつあんのやりとりはもちろん、屋台のシーンが見もの。小太郎さんの「初天神」は、どれもこれも美味しそう。綿飴、たこ焼き、リンゴ飴、飴玉屋、団子屋。たこ焼き(を食べるシーン)が出てくる「初天神」は初めて聞きました。さん喬師匠の「初天神」らしいです。
金坊が飴玉を落としたシーンでは、客席から大きなため息が(あぁ~~~ぁ)。すてきです!小太郎さんの吸引力。楽しいです!この一体感。
二席目。「芸人に上手も下手もなかりけり 行く先々の水に合わねば」と小太郎さん。ネタは「夢八」。「夢見の八兵衛」ともいう元は上方の噺。今、若手でこのネタを高座でかけているのは春風亭一之輔さんと、小太郎さんだけではないでしょうか。小太郎さんが演ると、怖さはなく、ちょっと不思議で、楽しいだけの、“けったい”な噺。
最初はドキドキしながら聞いていたお客様たちも、後半はただひたすらこのユニークな世界に浸ってゲラゲラと。途中、首つりで中手(なかで。噺の半ばで拍手が起きたりする)が入りました。
そして「初天神」に続いて、「夢八」でも食べ物登場。おっきな握り飯、梅干し、二重のお弁当からは煮〆(にんじん、ごぼう、がんも)。あー、描写が上手過ぎて、思い出しただけでも涎が出てきました。
珍しいネタでもあり、お客さんを、その世界に引き寄せるのには相当の腕がないと難しい噺。そこを小太郎さんは見事に。お客様のアンケートにも、「首つり」が楽しかったという感想がたくさん!小太郎さん、流石です。
「初天神」「夢八」と、仕草と表情で笑わせる元気で騒々しい噺を2席つづけた後は、仲入りを挟んで「甲府ぃ」。前の2席と違って、技量と話術で聞かせる「ザ・落語」な大ネタ。(ちなみに、このネタにも食べ物が…。ごくり)
アンケートを読みますと、「仲入りを挟んで、人が変わった」「ほろりときた」「気持ちが温かくなった」と感心するお客様も大勢居て、最終的に小太郎さんの芸域、芸の幅広さをたっぷりと見せつけた格好となりました。
ただ表情豊かで楽しいだけでもなく、ただ上手いだけでもない。小太郎さんのモットーである、「明るく・楽しく・激しい落語」を、たっぷりお楽しみいただけたことと思います。
小太郎さんが、さん喬師匠とビビビと運命的に出会ったように、今夜、一人でも多くのお客様が小太郎さんにビビビっと来てくれたら、主催者冥利に尽きます。
くがらくスタッフ一同
独占インタビュー記事
プロフィール
柳家小太郎 プロフィール
ご協力いただいたアンケートと編集部からのお返事
第13回 柳家小太郎さんの回
くがらクイズ(第13回小太郎篇)
【問題】噺を教わった際、小太郎さんが「(まるで)モンティパイソンか!」と思ったのが、「粗忽の●●」。その噺の主人公で、とてつもなく、おっちょこちょいなお使者の名前は次のうちどれ? ※イラストは勝手なイメージです。
1 杉平柾目之正
2 千代田卜斎
3 地武太治部右衛門
「くがらく」ホームページ掲載中の小太郎さん独占インタビュー(1)~(7)を読んでお答えください。(今回のクイズは読まなくてもわかちゃいますけど)。
正解者の中から抽選で
- 次回のくがらくへ無料ご招待(1名様)
- 小太郎さんの手ぬぐいプレゼント!(1名様)
独占インタビューを読んでいただければ簡単です。みなさま、ふるって、ご応募ください。
ご応募は、こちらから。たくさんのご応募、お待ちしております!
ご予約募集要項(終了)
第13回「柳家小太郎」さんの回。無事お開き。ありがとうございました。
次のくがらくは2017年10月28日(土)開催です。お招きするのは柳家小太郎(やなぎや・こたろう)さん。名前は「小」でも、芸と器の大きさに定評のある、将来の大看板候補(くがらく大推薦。ようやくお呼びすることができました)。さん喬師匠に染まり、さん喬一門に育てられた、(良い意味で)癖のある噺家らしい噺家。小太郎さんの魅力的な高座は、一度聴いたらファンになること請け合い。小太郎さんを聞くなら今。当日はたっぷり3席。ご予約絶賛受け付け中。お電話でもメールでも受け付けております。お気軽にご連絡ください。お問合せだけでも大歓迎です。
〔日 付〕 2017 年 10 月28 日(土)
〔時 間〕 開場18:30 /開演19:00( 1時間30分ほど。二席⇒お仲入り⇒一席の予定です)
〔出 演〕柳家小太郎さん。それまで落語のこと、落語界のことに全く興味がなかったのに、寄席で偶然聞いた柳家さん喬師匠に心打たれ、即座に弟子入り志願。入門以来、乾いたスポンジのごとく、恐るべき吸収力で落語に染まり続ける小太郎さん。滑稽噺も人情噺も怪談噺も見事に聞かせる魅力的な高座・素敵な笑顔を支えるのは、生真面目かつ頑固なまでの落語愛。真打になったら小太郎じゃなくなります(きっと)。将来の大看板候補。聞くなら今!
〔会 場〕 久が原会館(大田区久が原2-7 -17) ※ こちらが会場地図になります。
すべて椅子席です(ムトウユニパック社製「エコ座布団」付き)/冷暖房完備/
男女別トイレ(1階と2階それぞれに完備)
〔交 通〕 東急池上線 久が原駅 ライラック通り 徒歩12分
東急バスを使ってもお越しいただけます。次の2つの路線が使えます。
(1)蒲12系統 蒲田駅~田園調布駅 (2)森04・森05系統 大森操車所~池上駅前・洗足池
停留所名はともに「久が原出世観音」。バス停の目の前です。
〔木戸銭〕 1,500 円(当日、受付にてお支払ください)
〔ご予約・お問合〕 くがらく 090-4824-9243 留守電の際は折り返し、ご連絡差し上げます
電子メールアドレス : rakugo@miura-re-design.com