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開催レポート
ウケにウケた自作の新作落語から、受け継がれた名作 人情噺まで。
怒涛の如く過ぎ去った、あ!っという間の100分間。
記念すべき節目の第25回くがらく。過去いち、最多のお客様で埋め尽くされました。
席数を増やして、できるだけ多くのお客様に茶光さんの落語を楽しんでいただきたかったのです。「人数が多すぎて室内が暑かった」とのご意見も頂戴しました。詳しくは「ご協力いただいたアンケートと編集部からのお返事」で回答させていただきますが、とにかく、終始、大きな暖かい笑いに包まれた3席でした。
腕の立つ二つ目・笑福亭茶光さん。噺はもちろん、まくらからすでに面白くて、気付くとぐいぐい引き込まれます。肝心の噺はもちろんですが、関西弁のまくらだけでも一席分聞いていたくなる面白さでした。いきなり、お客様の気持ちをがっちり捕えてしまう茶光さん。
一席目は「動物園」。もともと上方で演じられていた噺が、のちに江戸に移ってきた例が相当数あります。この「動物園」も、その一つ。まくらでどっかんどっかんウケて、すでに会場は相当温まっていましたが、さらに笑いに包まれていく会場。
二席目。
「今日のお客様を拝見しますと、この根多でよいのだろうかという気がしています。が、席亭さんのリクエストなので、演らせていただきます。ウケなかったら、席亭さんの責任です(笑)」。と始まったのが、は、私がネタ出しをお願いしていた「スラム街から来た男」。
いじられたこちらも不安になりましたが、以前、聞いて大爆笑した根多をリクエストしていますので、信じて聴いておりました。
こちらの心配をよそに、噺をはじめる茶光さん。おかまいなしにどんどんストーリーを、茶光さんの作り上げた新作ワールドの中を突き進んでいきます。
心配は無用でした。ウケました。大ウケでした。まだ聴いたことがない人は、どこかで「スラム街から来た男」と出会ってほしいなと思います。
仲入りを挟んで三席目。袴に着替えて再登場の茶光さん。ラストは見台を使っての高座です。
一席目、二席目と笑いに笑ったお客様たち。噺に入る前のまくらにまたしても大爆笑。噺が始まりましたが、設定は現代。「どんな噺なのかな?」「でも、要所要所が笑えるな」といった感じの客席。
そして、どんどん噺がすすむにつれて…。三席目は、茶光さんが鶴光師匠から教わった新作「ラーメン屋」。新作落語ですが、なかば古典にもなりつつある、受け継がれ、受け継がれている名作人情噺です。そういえば、「今日、11月22日は『夫婦の日』なので、それにちなんだ噺をします」と事前におっしゃっていましたっけ。
「また、おもしろい噺を聞かせてくれるのね」といった雰囲気のお客様たちが、徐々に真顔になり、じーんと感動している様子が随所で感じられました。
最後は、撮影タイム。「人数のわりに、スマホを掲げている人が少ない(笑)」とおっしゃっていましたが、大勢の方が撮影していました。
25周年記念で、お菓子をお配りしながら、お客様をお見送りしたのですが、帰り際に「良かった」「大満足だよ」「新作落語は…と思っていたけど最高だった」などとお伝えいただき、こちらの方が却って感激していました。
また次回も、心を込めて楽しんでいただける会にいたします。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
くがらく 新免玲子
独占インタビュー記事
プロフィール
笑福亭茶光 プロフィール
ご協力いただいたアンケートと編集部からのお返事
第25回 笑福亭茶光さんの回(集計編集中)
ご予約受付中です(終了しました)
第25回「笑福亭茶光」さんの回。ご予約受付中です。

〔日 付〕2025年11月22日(土)
〔時 間〕 開場13:30/開演14:00(二席 ⇒ お仲入り ⇒ 一席。終演予定は16:00頃です)
〔出 演〕お招きするのは、笑福亭茶光さん(二ツ目さん)です。
〔会 場〕 久が原会館 2階(東京都大田区久が原2-7-11) ※ こちらが会場地図になります。
- 新しくなった久が原会館にはエレベーターがあります。
- すべて椅子席です/冷暖房完備/男女別トイレ(1階・2階それぞれに完備)
- 受付の際、あずき飴(例)を差し上げています。
- なお、久が原会館の中には自動販売機がございません。飲み物が必要な方は途中のコンビニエンスストア等でお買い求めの上、ご来場ください。
〔交 通〕 東急池上線 久が原駅 ライラック通り 徒歩12分|都営浅草線 西馬込駅 徒歩18分
東急バスを使ってもお越しいただけます。次の2つの路線が使えます。
(1)蒲12系統 蒲田駅~田園調布駅 (2)森04・森05系統 大森操車所~池上駅前・洗足池
停留所名はともに「久が原出世観音」。バス停から徒歩1分です。
〔木戸銭〕 2,000 円(運営費。当日、受付にてお支払ください)。
〔ご予約・お問合〕 くがらく 090-4824-9243 留守電の際は折り返し、ご連絡差し上げます
電子メールアドレス : rakugo@miura-re-design.com

